中国のEVメーカーは海外の保護主義政策に備える必要がある

中国の電気自動車メーカーNioの創設者兼最高経営責任者であるウィリアム・リー氏は、2021年1月9日に中国四川省成都で行われた製品発表イベントでNioのET7セダンを発表した。

中国の電気自動車メーカーNioの創設者兼最高経営責任者であるウィリアム・リー氏は、2021年1月9日、中国四川省成都での製品発表イベントでNioのET7セダンを発表した。ロイター/Yilei Sun/ファイル写真

［上海４月１８日ロイター］ - 中国の電気自動車メーカーは、コスト面での優位性を生かして輸出拡大を図る中、外国政府から保護主義的な政策を課される可能性に備えるべきだと、中国の電気自動車メーカーニオの創業者ニオ氏は述べた。

ウィリアム・リー氏は上海オートショーの傍らで記者団に対し、サプライチェーンに対する中国の支配力のおかげで、中国でＥＶを製造する自社や同業他社はテスラ(TSLA.O)などのライバルに比べてコスト面で最大２０％の優位性があると推定していると語った。原材料。

ニオと小鵬(9868.HK)や比亜迪(002594.SZ)などの中国のライバルは、中国での需要が低迷する中、海外、特に欧州でより多くの顧客を獲得することに照準を合わせている。ルノー、テスラ、BMWなどの外国ブランドは中国でEVを製造し、海外で販売している。

同氏は「輸出がどんどん伸びれば、市場の保護主義は間違いなく起こる。世界の持続可能な発展にとって良いことではないが、どの国も地元産業の保護に配慮していることを尊重しなければならない。これが私たちが直面しなければならない現実だ」と述べた。

ニオ氏は、コンパクトカーに熱心な欧州ユーザーに合わせた新製品を発売する予定だという。同氏は、米国への参入計画も四半期ごとに検討していると付け加えた。

ロイター通信は2月、ニオが欧州への輸出向けに新ブランドの下で低価格EVを生産する工場を建設する計画だと報じた。李氏は欧州や米国の計画についてこれ以上詳しく説明することを拒否した。

Nio は 6 つのモデルを提供しており、今年は独自ブランドでさらに 5 つのモデルを発売する予定です。 Nioブランドは、BMW(BMWG.DE)、メルセデス(MBGn.DE)、アウディと競合するプレミアムセグメントに位置付けられている。

当社の基準: トムソン・ロイターの信頼原則。

ニュース